WHOの中国汚染

1ヶ月に渡るWHOによる武漢コロナの現地調査が終わった。案の定、当初推測した通り、調査は中国主導で行なわれ、WHOは「最初に多数の感染者が見つかった卸売市場は感染の起源ではないし、武漢ウイルス研究所からの流出でもない」と結論付けた。中国とWHOの出来レースと言えるし、中国のアリバイ作りのセレモニーとも言えると思う。元々WHOの調査には強制力が無く限界があった。更にテドロスは中国の推挙でWHO事務総長にさせてもらった恩義がある。WHOは一体何を調査したのだろう。調査団は、まず習近平政権のウイルス対策を宣伝する特別展示場に案内され、中国政府を称賛する展示を見学。その後閉鎖されてから1年経った卸売市場を見てから、中国が外部流入説を主張している輸入冷凍食品を納入していた大型倉庫を視察。そして改造済みの武漢ウイルス研究所を3時間程度見学。これを持って結論付けるとは、開いた口が塞がらない。これを受け、米国のサキ報道官は「米国がWHOの調査結果と基礎資料を独立的に検討できることを希望する」と明らかにした。それが実現すれば、米国が「WHOの中国汚染」を証明する日も近くなるに違いない。