薄ら笑いの恐怖

インターネットテレビなるものを観たことはないが、今日は地デジのニュースがインターネットテレビの番組を取り上げた。ニコニコ生放送に菅首相が薄ら笑いで登場し「ガースーです」と挨拶をした。シラけたなかで、司会者の新型コロナ感染拡大中なのに何故GoToトラベルを続けるの?との質問に対し、何と菅は「今はそこまで考えていません」と答えた。この対応に菅の下心を二通りに感じる。一つは、感染の恐怖をもみ消すため。誰にとっても感染は怖い。菅自身も怖がっているはず。感染は拡大中だが大したことはありませんという間違った過小評価の発信だ。でも結果はすぐ出る。もう一つは、菅は空気が読めないこと。国民がこれ程感染の恐怖と生活苦に曝されているのに、何故薄ら笑いが出来るのだろう。現在日本が置かれている状況と、如何に対策すべきかを考えれば、薄ら笑いなど出来る政治家などいるはずがない。素直に考えると、菅は「政権を盤石とするためには新型コロナなど全く眼中にはない。経済の再生こそが自分を真の宰相と認めるはず」と思い違いをしているに違いない。でも、経済優先に考える首脳は時代遅れだ。これからは、経済ではなく、人間性を尊ぶ時代に移っていくというのに。残念。早期退職を。