嗚呼、中曽根元首相

中曽根元首相が亡くなってから1年近くが過ぎた。新型コロナウイルスの影響で延期されていた合同葬が10月17日に営まれることになった。内閣はコロナ対策の予備費のうち1億円を計上することを閣議決定したとのこと。そして蓮舫が「内閣と自民党の合同葬に税金を支出することが適正なのか?コロナ対策費を充てる事が適当なのか?」とツイートした。でも、自分は蓮舫のツイートには根本的な間違いがあると思う。国の発展に貢献した政治家は、国費を持って称えるべきだと思う。中曽根元首相は現役時代風見鶏と言われながらも、国鉄JR、日本電信電話公社NTT、日本専売公社JTの民営化を実現した。国の形を変えたのだ。更に晩年になって小泉元首相から引導を渡された後も、国政のご意見番としての存在を維持したのだ。相撲に準えて小泉元首相を小結とすれば、蓮舫は幕下以下で、中曽根は大関。格が違いすぎる。蓮舫の「2番じゃダメなんですか?」という言葉を象徴するように、事業仕分けすらも成功していない。政治は結果が全てだ。自分もそう思う。そう考えると、コロナ対策費を充てる事が適当なのか?という疑問が無意味に見えてくる。政治家は清濁併せ飲み、物事を進める仕事だと思う。現代政治家も中曽根を見習い雑念に惑わされるなと言いたい!