抜本的な教育改革を

ユニセフが先進国の子どもの幸福度ランキングを発表した。対象はOECDとEUに加盟している38カ国。精神的幸福度(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率)、身体的健康(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)、スキル(読解力・数学分野の学力、社会的スキル)の3分野で総合評価される。今年の日本は、精神的幸福度37位、身体的健康1位、スキル27位で総合20位だった。一言で言うと「身体は健康に育っているが、精神的に問題が大ありで、知能も低い」という散々な結果だ。1位がオランダ、2位はデンマーク、3位はノルウェー、そしてスイス、フィンランドと上位をヨーロッパの国が占めた。因みに7年前の日本の総合は6位だったから、7年半に渡った安倍政権で子どもの劣化が相当進んだと言える。このまま進むとお先真っ暗だ。次期政権には、抜本的な教育改革を期待したいものだ。