日韓関係の修復は

韓国最高裁が日本製鉄に強制徴用被害者への賠償を命じた判決が、公示送達成立となった。でも日本製鉄は即時抗告を行ったから、差し押さえ命令の効力は確定せず、再び裁判所の判断を仰ぐことになる。まだまだ裁判は続くことになる。九州炭鉱への強制就労はあったのかもしれない。でも、日本人も韓国人も差別無く、同条件で募集されたのだから、ことさら人種差別とは言えないはずだ。給料も良かったというから強制就労とは言えないのかもしれない。気の良さそうな被害者の顔をテレビで見ると、この人は踊らされているだけいるように映る。では韓国側の報道は如何に伝えたのだろうか。文在寅派の新聞は「日本はセコい」と報じたが、保守系の新聞は「注目が集まっている」と報じただけ。日韓関係を振り返ってみると興味深い。10年前、韓国は日本食ブームで、日本はヨン様やK-POPブーム。大変良好な関係にあった。でも、東日本大震災で一変した。過剰な放射能警戒で輸入が滞ったところに、李明博元大統領の竹島上陸が発火点になった。朴槿恵前大統領の告げ口外交で溝を広げ、文在寅大統領の徹底した反日で事実上の断絶に達してしまった。最早文在寅大統領では修復は望めない。日本は全てを水に流し良識のある次期大統領との対話に期待するしか無さそうだ。