本当に胸が痛むの?

森友学園の文書改ざん問題で、自殺した職員の妻が遺書を公開し、国と当時の佐川理財局長を相手取り提訴したとのニュース。自殺した近畿財務局の赤木元上席国有財産管理官は手記に「改ざんは全て佐川局長の指示で、自分は抵抗したのだが」と残している。確か当時も手記の存在は報道されていたが、何故家族は今になって公開し、提訴したのだろう。極めて不自然だ。当時騒ぎの真っ最中に公開していれば、公務員の改ざん問題だけでなく、首相が絡む犯罪に発展していたに違いない。佐川の首が飛ぶのは勿論のこと、監督不行の麻生財務相と事件絡みの安倍夫妻の責任は免れなかっただろう。こう考えると、家族には四方八方から相当な圧力がかかったに違いない。一方事件性に関しては、大阪地検特捜部は何故か国有地売却、決裁文書改ざんなどで市民団体から告発されていた佐川ら38人全員を不起訴にした。言い方を変えれば、強力なもみ消し行為が行われたということだろう。安倍はシャーシャーと「大変痛ましい出来事で、本当に胸が痛む」と嘯いている。本当に胸が痛むのであれば、安倍が先頭に立って再調査を行うべきだと思うのだが。