歴史上世界的な厄日

奇しくも3.11東日本大震災の日に、テドロスWHO事務局長がパンデミックを宣言した。3.11は歴史上世界的な厄日と言えそうだ。東日本大震災が起きてから9年が経過した。毎年行われていた追悼式が新型コロナウイルス感染防止のため中止になってしまった。福島県民は、未だに5万人が避難生活を続けている。避難指示が解除された富岡、浪江両町に住む人の数は住民登録の1割前後に留まっている。メルトダウンした原発は廃棄の手さえ着けられていない。復興どころか復旧さえしていない。一方新型コロナウイルスは、114カ国に広がり12万人の感染者と4千人超の死者を出している。誰が見てもパンデミック状態だったが、やっとWHOがパンデミックを宣言した。しかし、何故これ程までに宣言が遅れてしまったのだろうか。テドロスWHO事務局長は「2009年のインフルエンザでパンデミックを宣言したが、空振りに終わりパニックに駆り立ててしまったので慎重に宣言した」と言っている。更に「迅速に対応しない国があるから」とも言っている。感染が拡散し始めてから、すでに2ヶ月が経過した。この間WHOは何をやっていたのだろうか。遅すぎるパンデミック宣言は、更に恐怖を煽ることになる。WHOは無能で不要だ。信用すらも失った。