後手後手のコロナ対策

安倍政権は、新型コロナウイルス対策に後手を踏み大失敗したが、未だに反省するどころか、良くやっていると自賛している。まず中国からの扉を閉めることが出来なかった。武漢に留まらず中国国内で拡散中だというのに、訪日者を武漢や湖北省に限定したため、中国からの感染者が日本各地で感染をばらまいてしまった。そしてダイヤモンド・プリンセスを新型コロナウイルスの培養地にしてしまった。世界から人権無視と非難されている。更に下船者を公共機関を使って帰宅させたため、更なる感染の拡大を招いてしまった。感染が拡大する中、保険に拘りPCR検査をフルに活用する体制をとることに失敗した。全てが後手を踏んだということだ。ところが、菅官房長官は記者会見で白々しく「先手を打っている」と繰り返している。阪神淡路大震災の時は社会党の村山首相が緊急時の規制の緩和を拒否したため、初動が大幅に遅れた。福島原発事故の時は民主党の菅首相が原発事故を人災にしてしまった。そして新型コロナウイルスの時は自民党の安倍首相が後手を踏み危機管理の無さを露呈してしまった。いざという時頼れる政治家などいない。我が国では、我が身は自ら守るしかない。