エポックは英国のEU離脱

今日の歴史的なエポックは、新型コロナウイルスではなく、英国のEU離脱だと思う。2020年1月31日をもって、英国はEUを離脱することになった。47年間のEU加盟に幕を下ろした。今後1年をかけてEUとの経済通商関係を見直すことになる。3年前の国民投票では48%の国民が離脱に反対した。でも、52%の賛成派の意見が実現したのだから、まさに民主主義の見本ではあるが、反面民主主義のルールそのものが問われているとも言えそうだ。わだかまりは続きそうだ。自分は、英国のEU離脱に賛成だ。今のEUの実態は、各国平等なEU合衆国ではなく、ドイツにEU加盟国が貢ぐ形になっている。しかも、官僚が支配している。英国から見れば、第二次世界大戦の敵国ドイツの属国に成り下がり、その上官僚組織が大手を振るって自由を縛っている。その見返りは、自由往来とかEU金融センター。当然離脱ということになる。進む道は正しいと思うが、問題もある。EU、米国、日本を含め、通商関係は順調に進むと思うが、問題はジョンソン首相だ。ジョンソンが離脱した後のことを考えているようには思えない。任せて良いのか?日本の将来展望の欠如と同じ構図だ。