嗚呼、パクリ文化

中国でのパクリ商標権をめぐる裁判で「無印良品」の良品計画が敗訴したとのニュース。無印良品は中国の多くの区分で商標を獲得していたが、一部の区分で中国企業によって商標を取られていた。この中国企業は、無印良品とは全く無関係で自ら立ち上げたブランドだと主張していたという。でも、店舗デザインから商品のデザイン、さらにはタグまでソックリ。中国のパクリは有名だ。ディズニーランド、ドラえもんを筆頭に、ToTo、adidos、松坂牛などのパクリ商標が目白押し。中国当局は「9割は模倣か複製だ」と頭を痛めているが、一向にパクリは治まらないようだ。でも、今回は裁判所がパクリを正と認定したのだから質が悪い。やっぱり中国なのかと残念に思う。ところが、中国の無印良品ファンはパクリ企業を批難し、本物に勝るものはないと無印良品を応援しているという。上海では、マナーは悪く、ニセモノ商品がそこら中で売られているというのは昔の話になっている。市民のモラル向上は目を見張るものがあるという。文化の向上とは、まず一般市民から始まり、最後に政府・官庁が後れを取るということなのだろう。残念。