東京五輪が1年後に迫り、テレビでは五輪ムードが盛り上がりつつある。特に、以前はパラリンピックはオリンピックの付け足しとして位置づけされていたが、最近はパラリンピックも定位置を得つつあるのが特徴だと感じる。生活が豊かになり、文化が向上した証とも言えそうだ。ところが、更にその上をいく動きも現れつつあるようだ。フランスの獣医で障がい者アスリートのステファン・ウデが提唱し始めた。バイクで左足が動かなくなった。30歳で障がい者ゴルフを始め、数々の大会で優勝。その後車いすテニスに転向し、北京パラリンピック男子Wで金メダルを獲得。その彼が、健常者のオリンピック大会にも車いすテニス部門を新設し、全ての人のスポーツにしたいと言い出した。そうすれば、障がい者もオリンピックのメダルをとれるという夢が生まれる。スポーツの世界が変わるだろう、と言う。健常者と障がい者が融合したオリンピックが生まれるかもしれない。そろそろオリンピックは商業主義を脱し、新生五輪を目指すべきだと思う。
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