NHKの非常識

今夕7時のNHKニュースに違和感を覚えた。お笑いタレント宮迫のニュースが流れ、その次に九州豪雨のニュースになった。宮迫は詐欺や強盗の反社会勢力との関係が暴露され吉本興業から契約解除されたという内容だった。一方九州豪雨は、最高レベルの大雨特別警報が出された長崎についての状況だ。大雨特別警報とは「何はともあれ命を守れ」という切羽詰まった警報だ。警報が解除されたとしても、被害状況がとても気になる。誰しも、たかがお笑いタレント一人の進退よりも、豪雨被害の有無を心配するのが当たり前だ。それが社会一般の常識だが、NHKの常識は違う。お笑いタレントの方が大切なのだ。何故NHKでは、このような非常識が罷り通るのだろうかを考えてみた。最近のNHKは、お笑いタレントの多用が目に余るものがある。NHKから見れば、番組編成上お笑いタレントの価値は極めて高い。遠い九州の大雨など数多いニュースの一つに過ぎない。ニュースの一つと思えば、他人事になる。結局NHKに身近な順で放送内容の順番を決める。こういうことだと思う。NHKは公共放送という立場を見失ってしまっている。大改革が必要だ。