テレビは信ずるべからず

覚せい剤取締法違反容疑の男が、今月9日車で逃亡するのを止めようとした警察官に傷を負わせ逃亡した。だが、未だに捕まっていない。テレビでは連日元国会議員秘書が逃亡中と報道している。不思議なことに、どの局でも、元国会議員秘書と言うだけで国会議員の名前を公表しない。国会議員に罪は無い。公表しても何ら差し支えは無いはずなのだが。どの局も同じということが、とても気になる。一方、ネットでは国会議員とは野田毅だという情報が飛び交っている。テレビとネットの差は何なのだろうか。テレビでは、番組中に政権批判をすると自局の政治部長が真っ先に怒鳴り込んで来るという。政治家のご機嫌を損ねるとオフレコ取材がやりにくくなるからとのこと。テレビが権力者に制圧されている証と言える。ましてや、今は参院選挙中。権力者による締め付けは増すばかりだ。国境なき記者団による報道の自由度ランキングで、日本は180カ国中67位で、先進7カ国では最下位。テレビは信ずるべからず。