いつもどこでも首席

小池都知事の経歴詐称が問題になっている。「カイロ大学を首席で卒業したこと」が真実なのだろうかと。ましてや「本当にカイロ大を卒業したのか」も疑わしいと噂されている。自著のプロフィル欄には「76年にカイロ大を首席で卒業」と記載されているとのこと。でもいま本人は「昔の話なので覚えていないが、先生から非常にいい成績だったと言われ、自書に首席と書いたと思う」と言っている。いい加減だ。それなら自分もいつもどこでも首席だった。本人曰く、少なくとも選挙公報には「カイロ大卒」と記載しただけなので問題は無いと言っている。実際どうでも良いことと思うが、一言苦言を呈したい。経歴を詐称したとすれば、単なる嘘つき女。そんな女は幾らでもいる。単に一庶民であれば大した問題ではない。でも、経歴という後ろ盾を含めて当選を果たした都知事には、問題が大ありだ。都民は単にユリコ旋風に踊らされていただけではない。カイロ大学という異国ムード、首席という賢さのイメージが投票率を上げたことは容易に推定される。このケースでは、事実認証が第一だ。カイロ大に小池という卒業生は存在するのだろうか。76年の首席卒業生は誰なのだろうか。調べれば直ぐ分かることだ。まずは本人が立証すべきもの。もし嘘であれば、化けの皮か、厚化粧かは分からないが、剥がれてしまい信頼も名声も失われてしまうだけのことと思う。いつの世も為政者の化けの皮は剥がれるべき、剥がすべし。