誰が財務相だったっけ?

文春オンラインで臨床心理士が「麻生財務相はなぜ不遜に映ってしまうのか」を分析している。高飛車な印象が強いのは、批判をものともしないから。数々の失言や暴言はつい正直に話してしまうから。ドスのきいたべらんめぇ口調で凄みを利かせるのは、お坊ちゃん育ち故の処世術だから。答えられない質問には、うまくかわすが嘘はつかないのは麻生が正直だから。名声を欲しないのは、すでに自己実現して首相経験者となった麻生には今さら誰かに認めてもらう必要がないからだと総括している。この記事を読んでいて思わず吹き出した。何とも世の中にはおべんちゃらな応援団がいるものだと。自分はこのように麻生を理解している。高飛車な印象が強いのは、自己顕示欲が強く他人を見下しているから。数々の失言や暴言は、常識と見識を兼ね備えていないから。凄みを利かせるのは、政治家特有の政治力学。簡単に言うとハッタリ。答えられない質問にはぐらかすのは、政治家の唯一の力量。すでに自己実現して首相経験者となった人物が未だに一大臣に甘んじているのは、首相として再度夢を見たいという、叶わぬ願望。森友問題の隠蔽工作と財務省事務次官のセクハラで、財務省の統制は全く無いことが判明。その頂点に誰が座っていたのか?あと一月もすれば、誰が財務相だったのかも忘れてしまう存在なのだろう。