角栄の轍を踏むのか

国内は国会の佐川喚問の話題に明け暮れているが、国外ではどのように報道されているのだろうか。残念ながらというよりは、当然としてニュースなどには取り上げられてはいない。世界の今日のニュース一番は金正恩の訪中であり、米国の政権幹部の更迭だ。それに続くのがスペインのプチデモンの拘束であり、フランスのマクロン大統領の教育改革なのだ。それぞれ方向は異なるが、それなりの立場で最善を尽くしていることが伝わってくる。飜って日本ではどうだろうか。首相夫人が広告塔となり国のお金を流用させたとか、それを隠すために高級官僚が身を挺して犠牲になったとか、国民感情も理解出来ない盆暗の首相が論理性も無い言葉を繰り返すとか、虚しいものだと思う。更に盆暗の首相の言動が少し前までは親友と目されたトランプの逆鱗に触れているという。問題は日朝会談の提案だ。トランプの後見人はキッシンジャー。キッシンジャーは田中角栄が米国の頭越しに日中友好条約を結んだのを激怒した。そしてロッキード事件なるものが起きて田中は逮捕され政界から姿を消した。安倍の日朝会議開催は、トランプから見れば功績を横取りする行為ともいえる。安倍は森友・加計問題をかわすために、拉致に繋がる日朝会談を選んだのだと思う。これが躓きの一歩だと思う。森友とか加計の問題など取るに足りない。安倍は大きな一歩を間違えた。角栄の轍を踏もうとしている。