「あるがままに」とは

ゴルフは楽しいが、厄介なのがルールだ。ゴルフ場に通うようなレベルになれば、大方の人は簡単なルールには対応出来る。だが、ややこしい場面ではプロも間違えてペナルティを食らうことがある。それ程ゴルフのルールとは厄介なものだ。そのゴルフルールが来年の年初から大幅に変わるとのこと。英国と米国のゴルフ協会が新ルールを発表した。複雑なルールを簡素化することによってゴルフ人口の拡大につなげる狙いがあるとのこと。大いに結構なことだと思う。熟練のプロも熟知する必要がある。打つ動作に入ってからボールが動いても、故意に動かしたのでなければ無罰になる。見失ったボールの探索時間は5分から3分に短縮。グリーン上ではボールマーク以外のスパイクマークや動物の足跡なども修復出来る。ハザードのルースインペディメントも取り除くことが出来る。救済で球をドロップする際、肩からではなく膝より上に変更される。キャディがグリーン上でピックアップしてマークしても良い。グリーン上でパターをセットアップ後、意図的に飛球線の後方に立つことを禁止。ゴルフルールは「あるがままに」を絶対規律として守ってきたが、「あるがままに」の解釈が変わったのだと思う。従来の「あるがままに」は、自然条件を尊重していた。だが、新ルールの「あるがままに」とは、プレーヤーは皆同じ条件下でということだろう。一歩も二歩も前進したと思う。これ以外にも我々アマチュアにも嬉しい改正がある。バンカーから2罰打でバンカーの外に出すことが出来る。もっと嬉しいのは、OBの時、2罰打で付近から打てるようになる。でも、我々アマチュアには、この0B処理が日常茶飯事。プロのルールがアマチュアに近づいたということなのかもしれない。