支持率急落の3要因

安倍政権の内閣支持率が急落している。余りにも強引な国会運営と頑なな隠蔽体質に一般庶民がウンザリした為だろう。石破前地方創生相は「野党の向こうには国民がいることを忘れてはならない」と言っていたが「マスコミの向こうに国民がいる」ことも忘れてはならないと思う。支持率の急落は、安倍一凶とTHIS(豊田、萩生田、稲田、下村)と言われているが、それだけではない。菅官房長官もかなり足を引っ張っている。官房長官の会見は中身が無い。肝心な部分は何も答えないからだ。まったく答える気がない話法を巷では「菅話法」と呼んでいる。政府や安倍首相にとって「都合の悪いこと」をいくら追求されても、話の本質をずらし、徹底的にとぼけ続ける。「仮定の質問にはお答え出来ない」「まったく問題ありません」「その指摘は当たりません」のオンパレード。官房長官という地位にいるからやってこれたが、社会人としては完全に落第レベル。一方菅話法を打ち崩せない記者クラブの連中も落第レベルと言える。だが、凄い女性記者が現れた。東京新聞社会部の望月記者だ。菅は加計学園問題に関する文科省の「総理のご意向」文書を「怪文書」と言い切ったが、執拗な質問でそれをひっくり返してしまった。鉄面皮の菅を初めて狼狽させた。まさに喉に引っかかった魚の骨がとれた瞬間だ。それ以来、菅の一言ひとことが無意味に聞こえてくる。菅が支持率急落の戦犯の一人であることは間違いない。近々内閣改造が予定されている。金田法相と稲田防衛相は替わるが菅の交替は無いとのこと。支持率の急落はまだまだ続きそうだ。