スカイツリーで見えたもの

東京スカイツリーが開業して早4年が過ぎた。東京タワーに較べ背は高いが建築面積は小さい。これだけでも建築技術が飛躍的に進歩したことを実感出来る。前々から、一度は上ってみたいと思っていた。ところが、人気が人気を呼び、開業当時は長蛇の行列。すぐに熱は冷めるだろうと思っていたが、人気は続く。でも最近は、りぼんフェアーとか大音響DISCOなどの催し物を開催するようになったので、人気が落ち人集めの行事をするようになったのだと推定した。混雑を避けるには今がチャンスだと思い、機会を窺っていた。上るからには、綺麗な景色が見たい。それを叶えるのは、真冬の快晴の日。それが昨日と今日だった。だが昨日は強風が吹いていたので、今日実行した。朝の9時過ぎには到着。狙い通り空いていて、待ち時間も無く350mの天望デッキに上がることが出来た。まずは下界を眺めることなく450mの天望回廊まで上がった。早い所為か天望回廊はガラガラ。ゆったりと眺望を楽しむことが出来た。それにしても東京の街並みは変わったものだと実感した。下界には、一軒家が殆ど無い。低中層ビルで埋め尽くされ、その中に超高層ビルが疎らに乱立している。一軒家は墨田区の北東部にしか見られなかった。東京ソラマチは、それ自体で完結している。東武電車と京成電車が直接ソラマチに観光客を運ぶ。団体客には専用の停留所が完備されている。売店、飲食店も多くある。そのため、東京スカイツリーに訪れる人々が東京ソラマチから外に出ることはない。当時地元が東京スカイツリーを誘致した時、町の発展を期待したに違いない。でも現実として東京スカイツリーが地元の発展に寄与しているとは到底思えなかった。地元の人から見れば、きっと東京スカイツリーは無用の長物に違いない。何とかコラボ出来ないものかと感じた次第。