議会で寝る人寝ない人

小池知事になって初めての都議会の代表質問が始まった。豊洲盛り土問題、五輪整備費等々問題が山積みだ。肥満都市東京とかブラックボックスとか議会軽視とかいう言葉が飛び交ったようだ。都議会の一問一答を詳細に知りたなどの興味は無い。内容はニュースのダイジェストで充分。だから「ようだ」という表現にした。質疑の内容よりも、その他の方が気になった。都議会のドン内田都議は目を瞑り狸寝入りをしていた。議会終了後のインタビューでお茶を濁して眩ます積りだったのだろう。知事の発言途中で「聞こえない」とのヤジが飛んだ。都議会場でたとえ小声で話しても声が拾えないなど不自然だ。きっと都庁職員の嫌がらせに違いない。いよいよ都知事、都議、都庁職員の三つ巴の戦いが始まった。議会終了後に、小池都知事がどのようなコメントをするのかに興味があった。都知事は質疑内容には触れず何と「議場では国会と比べて寝る人が少なくて、むしろ驚きだった」と感想を述べた。目先の議題にひっちゃきになっていた都議たちを鳥瞰していた。勝負あり。初日は都知事が1本取った。それにしても比喩が強烈だ。と言うよりは極めて素直な表現だったのかもしれない。国会で寝ている人が多いとは嘆かわしい限りだ。だが、この言葉に国会議員たちが誰一人として反発もしないのであれば、その問題はより大きいものと言えそうだ。