一年の計で考えたこと

元旦には、今年はどんな年になるのだろうかと誰でも思う。自分のアンテナに引っかかった今年のキーワードは自由化。電力の自由化で都民の6割が東京電力離れをするかもしれないというから、相当なインパクトがある。電力自由化が今年の4月からスタートし、ガスや石油など他業種の会社も電気の小売りを始めることになる。安いから、ガスに期待するから、原発は嫌だから等々、理由は様々だ。ある種の調査によると、選択理由は安さを求めるのが3割、脱原発が3割とのこと。国に登録した電力小売り業者は100社を超えており、最早草刈り場になっている。東京ガスは、ガスとのセットで年間約5千円程安くなると言う。ガソリンスタンドのENEOSもガソリンを購入すれば安くすると言い、家電量販店ではポイントが溜められると推奨している。どう選んでよいのか迷ってしまう。一年の計は元旦に有りという。電力一つをとっても、自分が何を望むかを自分なりに明確にすべき時だとも思う。基本的には価格の安さは求めるべきだと思う。でも、それありきではないはずだ。割高でもそれを補うものもあるはず。原発の酷さは福島で実証済みだし、化石燃料は温暖化やPM2.5で懲りている。かと言って、太陽エネルギーや風力では、満たしきれない現実もある。誰をも満たす答えなどないし、見通す力もない。だから自分の知っている範囲で選択することしか残されていない。考え方を変えれば、自分の好きな道を選択すれば良い。但し、情報を掻き集めベストを尽くしベターな選択をすることだと思う。