ダサさがクラさに

昨日の対シンガポール戦からサッカー日本代表ユニフォームのデザインが新しくなった。お馴染みのサムライブルーが濃紺に変わり、胸にブルーのグラデーションと一本の赤線。胸に12本のラインがあり、ブルーのイレブンと赤のサポーターを表現しているとのこと。パッと見は真っ黒に見える。第一印象は、ニュージーランドのラグビーかい、と思った。胸のグラデーションも控えめ過ぎて見栄えがしない。テレビ画像では、胸の赤線は殆んど分からない。サポーターの応援が萎んでしまったような印象を与える。はっきり言って地味過ぎる。それでなくても日本選手は派手なパフォーマンスが苦手なのだから、せめてユニフォームくらいはもっと派手な方が良いと思う。だが、派手なシーンもあった。試合中に清武選手が相手選手にチャージされ、ユニフォームが裂けて、背中が丸出しになり、まるで割烹着姿のようになった。こんなに弱いユニフォームなど見たこともない。でも考えようによっては、相手選手から厳しいチャージを受け難くなるメリットはあるのかもしれない。もっとも、それが常態化すれば、世界中からブーイングの嵐を浴びることは間違いないだろうが。新ユニフォームについて、敢えて褒めるとすれば、旧ユニフォームよりは断然良いことだ。旧ユニフォームは、幼稚園児の遊び着みたいで極めてダサかった。ダサさがクラさに変わっただけでも、一歩前進と言えると思う。