そうだ京都、行くの

今日は京都の紅葉の穴場を巡ることにした。まず向かったのは鷹峯の常照寺。その後源光庵、光悦寺、吟松寺から「しょうざんリゾート京都」の中を抜けて、御土居跡、今宮神社、大徳寺まで歩き、タクシーで実相院に向かった。源光庵は今年の「そうだ京都、行こう」のキャンペーン寺院だ。悟りを表す丸窓と迷いを表す四角窓。今年はこの丸と四角のオンパレードだ。例年であれば穴場的存在だが、今年はスポットライトが当たり過ぎていた。大勢の観光客が窓に向かって座っている。情緒も何もない。丸窓は凝っているように見えたが四角窓は只の窓。悟りも迷いも後付に違いないと思った。実相院は床紅葉で有名だ。3年前に「そうだ京都、行こう」のキャンペーン寺院になった。黒く光った床に紅葉が映って見えるのが趣だ。残念ながら1週間ほど早く来たためか、紅葉が今一なのか、床の磨き方が不十分だったのか分からないが、兎に角今一だった。だが今回の旅で一番驚かされたのが「御土居」だ。今まで見たことも聞いたこともなかった。タクシー運転手が教えてくれた。御土居とは秀吉が京都守護のため京都周辺に築いた高さ10mの土塁。秀吉は当時の京都の都市計画を推進した功績があるとのこと。大阪や京都の人が秀吉好きなことを納得した。学校で教える歴史は間違っている。年号ばかりが重要で、実態を映していないからだ。