サッカーの監督あれこれ

サッカー日本代表のアギーレ新監督が来日した。初会見では、過去の実績に囚われず自らの眼で選手を起用すること、ユース世代の育成にも注目していること、4年間のテーマのキーワードはコンプロミソ(義務、責任、約束)、基本陣形は4・3・3、と語った。中でも「選手の見極めは試合以外の行動も含めて見たい」と言った言葉が印象的だった。フォアザチームに徹する選手を起用するということだろう。どうやら日本人の気質にマッチしているようだ。ただ4・3・3への拘り具合が成否を分けるような気がする。一方話は変わるが、8月2日にJリーグ1位になったサガン鳥栖が尹監督を解任した。通常監督解任は戦績不良によるものが殆んど。首位を争うチームがシーズン途中に監督を解任するなど聞いたことがない。来季の契約条件が合わないことだと言われているが、本当のことは分からない。果たして鳥栖は優勝まで辿り着けるのだろうか。強いと強いのが当たり前で、何もしなくても強さが続くものだと勘違いしてしまうのが人間だ。盛者必衰。この解任劇はチームにも監督にもマイナスにしか働かない。もう少し頑張れば一皮むけて成長したろうにと残念に思う。