観光立国?

北海道物産展が人気だ。わが街のデパートでも年数回北海道物産展が催され、連日ごった返して買うのも儘ならない状況が続いている。テレビ東京の未来世紀ジパングという番組で、アジアで北海道が大人気だという放送をしていた。北海道庁は当初外国人観光客の受け入れを嫌がっていたが、民間人の努力で道を拓いたという内容だった。今では北海道に続けと多くの県が真似をしようとしているとのこと。そして今日の日経夕刊のトップ記事は「観光立国移動らくらく」の文字。ところが、内容を読んで驚いた。驚きの一つは、現在の日本では通訳ガイドを兼ねるタクシー運転手を認めていないし、勿論その乗り場もないこと。驚きの二つ目は、それを構造改革特区のみで認める検討にこれから入るということ。こんなことにも規制があることにおどろいた。まさに規制でガンジガラメなのだ。ここでも官僚が民間の足を引っ張っている。今の日本には規制の総点検が必要だ。政治家は議場で品のないヤジを飛ばすより、日本の発展を妨げている規制を総ざらいする作業をした方が良い。浮かぶ瀬もあるはずだ。