鎌倉の休日渋滞の解決策

TBSの「噂の!東京マガジン」が面白い。特に「噂の現場」は、問題の取り上げ方が先端的でユニークだ。そのテーマはいつも数週間後か数か月後には、社会問題としてマスコミを賑わすことになる。今日の放送は「鎌倉市の道路課税」。休日の鎌倉は渋滞が酷く、市内に入る車を減らすため、ゲートを設け自動車から1000円程度むしり取ろうというもの。日本では一般道で課金した前例がないので、賛否両論が渦巻き取りとめが付かないようだ。市民からも徴収するのか、徴収の線引きはどうするか、そもそも徴収すべきではないとか、自転車やバスを整備すべきとか、議論は果てしがない。問題を整理すると、まず古都鎌倉には渋滞は似合わない。誰しも落ち着いた雰囲気の鎌倉を散策したいと思っている。問題は道路が狭く拡張も難しい。だが車が殺到する。ここまでは誰しも同じだ。簡単に言うとこの問題は鎌倉市内への車の流入数を減らしたい、という事だ。だが番組内での議論は、鎌倉の当事者もTBSも減らすための方法論に拘り解決の道先は見えなかった。この番組を見ていて、欠けている視点があると感じた。そこで思った。自分なりの解決法は下記の通り。まず鎌倉市は「鎌倉」ナンバープレートを申請する。関所を設け鎌倉ナンバー以外の車から通行料1000円を徴収する。徴収したお金を貯め、それを原資に関所に大きな駐車場を作り300円程度で利用させる。駐車場から市内有名地区への無料バスを運行させる。勿論駐車場が完成し使用が常態化した暁に道路課税を廃止する、というものだ。観光地鎌倉は人で賑わい車は疎らというシステムが出来る。何か大岡裁きのような気がする。