野党を活性化する方法

大敗した野党が揉めている。現体制維持派と体制刷新派と政界再編派の三つ巴になっている。民主は菅の首も切れない海江田が続投することで弱体化が一層進みそうだ。幹事長を辞めた細野は維新とみんなとの連携を模索し始めた。維新は橋下代表が辞意を表明したが、橋下が外れれば維新消滅は必至なので慎太郎は慰留に必死だ。みんなは総会で渡辺代表と江田書記長がいると議論が出来ないとのことで、両者とも退場を命ぜられた体たらく。社民は福島がやっと辞意を表明し消滅すかに見えたが、脱原発の山本に擦り寄っている。自民が大勝しネジレが解消した今、個々の政党、個々の派閥が自説を叫んでも雑音にしかならない。ゴーイングマイウェイの共産を除く野党は、まず初めに対自民の対立軸を設定する必要がある。そのためにやるべきことは解党することだ。党の柵から離れ日本の行く末を考えて、議論しながら対立軸を模索すべきだ。時間はタップリある。向こう3年間は選挙がない。実行出来れば野党は立ち直れるはずだ。だが器の大きい旗振り役はいない。自民の天下が続きそうだ。