カッシーニから見た地球

土星探査機カッシーニが15億キロ離れた地球をとらえた写真を送ってきた。写真には土星と土星の輪の向こうに芥子粒みたいに小さな地球と月が写っている。その芥子粒の上では、いつの時代も国や民族がいがみ合い戦争を繰り返している。シリアのアラブの春では7万人を超える人が亡くなり、騒乱は未だに収まる気配はない。日本では野党勢力が結集出来ず自民が圧勝した。戦争でも選挙でも、もっと大局的な見方が出来れば対応は変わってくるはずなのに。月に行ったアポロ計画の宇宙飛行士たちは、月で神の啓示を受け帰還後宗教活動に転じた者が多いらしい。オランダの旅行会社の火星ツアーには2万人を超す応募があったとのこと。火星まで行くことが出来れば、神と同じレベルに到達出来るかもしれない。紛争の指導者を火星ツアーに送り込む制度があってもよさそうな気がする。