占い師か天気予報士か

毎朝NHKBS1のワールドWaveモーニングを見て世界の今を知ることが日課になっている。ニュースの最後に「世界の天気」がある。いつの間にかなくなってしまったが、以前はCGや動く天気図を使い非常に分かり易く世界の天気の移り変わりを説明していた。ただ唯一の欠点はミスキャストとしか思えない天気予報士がトチリながら説明するのでイライラさせられたことだ。ところが、予報士が替わりしゃべりは上手くなったものの動く天気図がなくなり、各都市を固定した昔の天気予報になってしまった。天気図は対象地域を狭く限定してしまうと、単に晴れ、雨という占い擬きになってしまう。ヨーロッパ全体とかアジア全体で時間の流れも入れた天気図は、予報士が何を言わなくても誰でもこの先の天気を予測することが出来る優れものだ。日本の天気予報も対象地域を広げ全体の流れを説明した方が良い。空を見上げて天気を予報するのは占い師だが、森を見て予報を出すのが真の天気予報士だと言える。天気予報士は「木を見て森を見ず」を箴言とすべし。