事実は小説よりも奇なり

「事実は小説よりも奇なり」とは詩人バイロンの書いた叙事詩に出てくるフレーズだが、まさに小説よりも興味深い事件が発生した。舞台はペンタゴン、主演はペトレアスCIA長官とB、助演はアフガニスタン司令官とK、テーマはW不倫と機密漏えい、脇役はFBIと大統領。粗筋は、BがKに脅迫メールを送りFBIが調査した結果、長官とBおよび司令官とKのダブルのW不倫がバレテしまい、長官は辞任に追い込まれ、大統領が機密漏えいは一応なかったと揉み消し幕を下ろす設定で、続編は不明。長官とBの連絡方法がふるっている。送信しない電子メールで連絡を取り合っていたとか。互いに同一のIDとパスワードを使い、連絡内容を下書きにセーブし、送信しないで互いに下書きを見る方法だ。頭の良い人は考えるものだなと感心したが、この連絡方法はテロリストが機密漏えい防止のために良く使う方法らしい。単に長官の盗用だった。結局長官は他人の奥さんと連絡方法の2つも盗んだことになる。ハリウッドでは早速映画化の話が持ち上がっているとか。出来れば24のジャックバウアーの友情出演を望みたいが、それは24を見過ぎた反動だろうか。現実の世界と映画の世界の間には境界は存在しないことを実感した。