目の治療と五色不動

2月に手術した白内障の治療がやっと終了したのも束の間、今度は緑内障の治療が始まった。白内障は通常は分からないが瞳孔を開くと黒目が白目になっていることが良く分かる。緑内障の点眼薬で数日は白目が赤く充血するかもと言われたが、案の定赤目になった。黒、白、緑、赤と目まぐるしく変化し、これに黄疸にでもなって黄が加われば、まるで五色不動だ。調べてみると東京の五色不動とは、目黒の瀧泉寺、目白の金乗院、目赤の南谷寺、目青の教学院、目黄の永久寺と最勝寺の不動尊の総称。5色になっているのは五行思想の五色からと言われている。五行思想とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説で、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底にあるらしい。目の色一つで色々勉強してしまった。目の色変えて緊急に取り組まなければならないこともないので、これを機会に五色不動巡りをしてみようかと思う。