将棋女流王座戦

将棋の第1期女流王座戦五番勝負第1局で16歳の加藤桃子奨励会1級が清水市代女流6段を破り先勝した。加藤桃子1級は一次予選・二次予選を通過し更に本戦トーナメントを勝ち抜いて決勝五番勝負に進出した。女流棋士の資格を持たない女性が女流タイトル戦に進出するのはこれが初めてとのこと。女流王座戦は今年創設された6番目の女流タイトル戦で、申し込めば誰でも出場出来る完全オープン大会という点で画期的な公式戦だ。第2期からは海外出場枠も設ける計画らしい。まさに女流将棋界のさらなる発展と将棋の普及活動を目標に創設されただけあってオープン化を先取りしている。16歳の棋士資格を持たない加藤桃子1級がタイトル戦に進出ししかも第1局を制したことには驚かされたが、タイトル戦完全オープン化の道を拓いた将棋界も称賛に値する。日本独自の将棋がチェスのように世界レベルに拡がるのも遠い将来ではないような気がする。