特例公債法案の行方は

昨日の民自公3党の政調会長協議では平行線に終わった特例公債法案が、今日の3党幹事長会議で合意し成立する見通しになった。自公両党が求めていた民主党マニフェストの見直しのうち、高速道路無料化は2012年度予算に計上しないこと、高校無償化と農業の戸別所得保障について12年度予算で必要な見直しを検討することで一致した。歳出見直しで20兆円を捻出出来なかったし大震災の復旧復興予算も必要なので、バラマキ政策の見直し中止は当然だ。幹事長会議では極めて常識的な合意に至ったが、岡田幹事長はこの案を持ち帰りはたして民主の一任を得ることが出来るのだろうか。政治家が揃いも揃って軽量化してしまったので明日の結論は不確定だ。政治家には軽量化による俊敏性発揮を期待したい。