就活はタケナワだが

経団連と大学が、新卒の学生の通年採用を広げる方針を決めたとのこと。大学3年の3月に説明会が始まり4年の6月に面接が解禁される今のルールは既に形骸化している。通年採用になれば、就活は一段と前倒しになる可能性があり、学業が疎かになるのではと言われている。そこで経団連は大学に卒業要件の厳格化を求めている。でも、通年採用になると学業が疎かになるのだろうか。前倒しで内定が決まった場合、内定者はその後遊び呆けるだろうか。いや、寧ろ会社は内定者の戦力アップを図るため学業の方向性を指導することになるはずだ。前倒し内定は、会社と内定者とにウインウインの関係をもたらすに違いない。新聞には各社の新卒採用情報が載っている。さて今年の4年生はどの会社を受けたいのだろうかと想像してしまう。ところが、調査によると何と大学生の50%が公務員志望とのこと。国のためという大きな使命感に燃えているのならば、日本の明日は明るい。だが大方は「安定している。クビにならない。仕事がラク」ということらしい。役所の体質改善も必要だ。