2014年10月

人の為にvs自分の事だけ

文科省所管の統計数理研究所が2013年日本人の国民性調査の集計結果を発表した。7割の人が、日本人の長所は勤勉、礼儀正しい、親切だと回答した。もう一度生まれ変わるとしたら日本か他国かの質問には、8割以上が日本を選んだ。一方努力しても報われないと考えているのは、若い世代で急増し4割も占めている。これは問題だ。マスコミは良い面だけを採り上げるのではなく、問題点に焦点を当てた報道こそマスコミの責務だと思う。今回の最大の特徴は「人の役に立ちたい人」が「自分の事だけに気を配る人」を抜き初めて逆転したことだと思う。米国では、西アフリカでエボラ出血熱患者を治療し帰国した女性看護師が物議を醸し出している。裁判所が帰国後経過観察期間は外出を控えるよう命じたが、それを不服としてサイクリングを楽しむなど猛烈に反発している。この看護師は、仕事は「人の役に立ちたい人」であるが、信条は「自分の事だけに気を配る人」でもある。取りあえず陰性との結果は出ているが、潜伏期間の21日を過ぎないと発症するかは分からない。人のことを考えれば決して外出すべきではない。地元民は外出に反対しているが、オバマの考えは基本的に賛成側だ。看護師もオバマも個人主義の度を越している。自分は日本に生まれていて良かったと思う。

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ながら族

サルがスマホを見ながら温泉に浸かっている写真が新聞に載っていた。第一感はコンピューターグラフィックスによるパロディかと思った。昔のソニーウォークマンのCMを思い出したからだ。最近は歩きながら、自転車に乗りながら、車の運転をしながらスマホをしている人が多い。電車に乗るとお経を読むかのような格好で殆んどの人がスマホを見ている。まるで新興宗教の一団に出くわしたかのような不思議な気持ちになる。どう見ても異常だ。だからパロディかと思ったのだ。ところがパロディではなく実写らしい。地獄谷野猿公苑で温泉に浸かっているサルを撮ろうとして、サルに近づいた人がサルにスマホを奪われたところを撮ったのがこの写真。撮影者はロンドンの「今年の野生生物写真家」コンテストで人気投票により特別賞に選ばれ、世界中に配信されたようだ。投票した人たちは、何を基準に票を入れたのだろうか。温泉に浸かるサルなのか、スマホを操作するサルなのか、それともサルの惑星の存在を実感したからなのか。自分が投票するのであれば、その理由は温泉に浸かりながらスマホを見る行為そのもの。警鐘という名の一票を投じたに違いない。

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あの世の次は

「政治とカネ」の問題が止まらない。叩けば埃の出る政治家を民主党がマスコミとグルになって掘り起こしているからだ。お蔭で国会の審議はストップしている。この種の問題は政治倫理特別委員会で検討すれば良いことで、本議会や予算委員会で取り上げるべきものではない。この問題が大きくなればなるほど、民主は勝った気になっているかもしれないが、国会運営が滞るほど国民の心が民主から離れていくことを何故民主は気付かないのだろうと嘆かわしくなる。それにしても多い。小渕、松島に始まり、江渡防衛相、西川農相、有村担当相、宮沢経産相と続き、今度は望月環境相だ。望月の政治資金収支報告書には、賀詞交歓会費の支出は計上されているが参加費収入の記載がない。法律で禁じる寄付行為に当たる。望月は質疑でことごとく全ての責任を死んだ妻の所為にした。死人に口なしとは言うが、死んだ後に罪を擦り付けられては、死んだ人も浮かばれまい。この先望月が死んで天国か地獄に行ってから、恨みの籠った妻に殺されるかもしれない。あの世で殺された人は、どの世に行くのだろうか。ひょっとすると望月はこの世に舞い戻って来るのかもしれない。この世には監獄だけが待っていることも知らずに。

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目標達成目前のゴルフ

今年4度目のゴルフに行ってきた。当面の目標を100切りに置いているが、今日は101の出来。テストの得点で言えば90点というところで、不満もないが満足もない。ただ、ゴルフへの明るい光が見えてきたので次回が楽しみだ。今日のコースで嬉しかったのは、前回10も叩いてしまった522ヤード・パー5・左ドッグレッグ・コブだらけの名物ホールでボギーで上がれたこと。ティーショットも第2打もナイスショットで、第3打でグリーンのカラーまで運ぶことが出来た。数ヤードを乗せて2パットでホールイン。ゴルフにタラレバなしと言うが、もし第3打があと数ヤード右に来ていればパーも夢ではなかったのだ。自分なりに腕前が上がったことを確信させてくれたホールだった。1番ホールも18番ホールもドライバーが芯に当たり、本日のベストショット。途中のホールで、ボールが右に飛び出すようになりスコアを崩したが、それも修正出来た。100切りも夢ではないことを確信させた今日一日であった。ゴルフに光が射してきた。

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失敗続きの大統領

オバマ大統領がエボラ出血熱から回復した女性看護師とハグを交わして治癒を喜んだとのニュースに驚いた。米国には既に4人のエボラ熱患者がいる。本来は大統領令を発令してでも水際で防ぐべきだったはずだ。4人の患者が出たことはオバマの不作為と言えるだろう。その後ろめたさに、あえてハグを選んだのだろう。BSE問題の時牛肉パーティのパフォーマンスをした武部農水相を思い出させる光景だ。オバマは「エボラ熱は簡単には感染せず、感染しても回復が可能だ」と演説し、感染しないことを強調している。しかし根拠がない。大統領の取るべき姿勢ではない。まずは防御に専念すべきだったと思う。もし万一ハグでオバマ自身が感染したらとは考えなかったのだろうか。もうすぐ米国では中間選挙がある。オバマは数えきれないほどの支援者と握手やハグやキスをすることになる。もし感染していたらオバマ自身がパンデミックの元凶になることになる。危機管理意識が低すぎる。水際で止めなかったこと、ハグをしたこと、エボラ熱は危なくないと吹聴したこと、全てが米国国民を危険に曝しているように見える。

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トヨタvsアップル

過去最高の営業利益が予想されているトヨタが、部品メーカーに対し今期は値下げを要求しないとの通達を出したとのこと。極めて異例だ。大企業の下請け虐めは万国共通で常態化しているのが実態。円安はトヨタにとっては追い風で増々利益が増える方向にあるが、部品メーカーには逆風になる。このままいけばトヨタだけが大儲けして、下請け虐めの権化と批難されるかもしれない。値下げを要求しないとは如何にも風土に根付いた日本企業のやり方だと思う。ファミリーは増々ファミリー化し強力な絆が築かれるに違いない。一方今を時めくアップルがサプライヤーの日本の中小企業に訴えられたとのこと。コネクター部品の専業メーカーである島野製作所がアップルに技術を盗用され、第三のメーカーが廉価な紛い物を作るようになった。しかもそれをネタに大幅値引きを迫られたばかりでなく、決済済みの在庫にも遡って値下げを要求してきたようだ。更にあろうことか特許を侵害しているとのこと。あくどいこと極まりない。まさに大企業の傲慢さが現れている。アップルやグーグルは税金逃れのため、税金の安い国に利益を移していることで有名だ。企業は正当な活動で正当な利益を上げ、その利益の一部を社会に還元することにこそ存在意義がある。iPhoneやiPadを買う人は、裏事情も理解しながら選択することが肝要だと思う。

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恒例のクラス会

今日は半世紀前に卒業した高校のクラス会だ。60歳を過ぎてから毎年10月に開催するようになった。当時53名のクラスだったがポツリポツリと6名があの世に旅立ち、47名が残っている。今日は19名も参加したのでこの年代では優秀な参加率だ。まずは級長の挨拶で始まった。昔も今も級長は級長としての風格を備えていて未だにクラスの柱だ。次に主幹事が挨拶したが、その内容は訃報の報告。来年のクラス会で、自分の名前が呼ばれないようにと挨拶を締めくくった。もうすぐ全員が70歳台に突入する。終活が話題になる年代になったのを実感した。しかし、その挨拶が終わるや否や空気が一変した。全員がタイムマシンに乗ってしまったかのように、瞬時に半世紀前に戻りおしゃべりが始まった。楽しいひと時だった。だが7~8年前に較べ変わったことが一つある。おしなべて酒量と食べる量が減った。その分会費も安上がりに向かっている。経費は低く盛り上がりは高くなりつつある。結構なことだ。来年の再会が楽しみだ。

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ビールvs第三のビール

政府・与党がビール系酒税格差を圧縮する方向で検討を始めたとのこと。350ml缶ビールは小売価格223円のうち酒税は77円だから酒税が4割近くを占める。発泡酒は165円で酒税が47円なので3割。第三のビールは144円で酒税28円なので2割が現状だ。この4割と3割と2割を平均して3割に変えようとしている。党税調は、税負担の軽い第三のビールの販売量増加を抑え負担の重いビールを増やして税収を伸ばそうという魂胆だ。目論み通りにいくと、ビールは約10円安くなり、第三のビールは約15円高くなることになる。ビール好きには結構なことだが、第三のビール愛好家には相当な痛手になる。ビールの販売量は減ってきたとはいえ、売れている。ビールは混ぜ物がない自然発酵飲料なので割高とはいえ離れないファンは多い。一方第三のビールは添加物の極みだが、糖質ゼロとかプリン体ゼロを好んで愛飲するファンが多い。低価格でかつ身体に優しいという触込みの第三のビールなのに、政府が細やかな庶民の楽しみを奪ってしまって良いのだろうか。

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超人から凡人に

ワールドシリーズはロイヤルズが雪辱し1勝1敗のタイになった。青木選手は今のところノーヒットで活躍する場面が見られないのが残念だ。元来MLBのファンではないが、日本人の青木選手が所属しているという理由だけで、ロイヤルズの俄かファンになり少し贔屓目で応援している。BSテレビでは田口と武田の二人が同時に解説をしていた。この二人の解説内容を比較すると、田口は解説が上手いが武田は下手。一方アナウンサーは良く勉強している。チームや選手の成績や特徴をしっかり把握し中継に生かしている。田口は技術面でもチーム面でも長短を上手く表現しテレビ観戦に奥深さを与えている。だが武田はアナウンサーの解説に相槌を打つだけで内容が無い。言葉も「うん」が多く耳障りだ。武田はサッカー解説者の木村に似ている。木村はスーパープレーが出ても「凄いですね」としか表現出来ず、どう凄いのかは解説しない。この野球の武田とサッカーの木村は、NHKのミスキャストだと思う。だが自分は武田と木村の悪口を言っている訳ではない。二人とも現役時代は活躍したのに、その名声に胡坐をかいているだけで、解説者としての努力を怠っているように見える。折角NHK解説者というチャンスに恵まれながら、それを生かそうとしていないことに不満があるのだ。人生常に勉強を怠れば超人も直ぐに凡人になってしまうことを何時気が付くのだろうかと思ってしまう。

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横浜女子マラソンと朝日新聞

横浜国際女子マラソンが今回をもって終了するとの突然のニュースに驚いた。前身の東京国際女子マラソンを含めると通算36回目となる歴史に幕を下ろすことになる。国際陸上競技連盟が公認する初の女子マラソンとして誕生し、日本女子マラソンのレベルを引き上げ数多くの世界一線級の選手を輩出してきた実績がある。残念だ。理由は財政難だという。その要因は、女子マラソン選手の低迷によるスポンサー企業の激減と、主催者である朝日新聞の経営不振にあるようだ。朝日新聞は慰安婦問題や原発事故吉田調書や取材なしの捏造記事などでゴタゴタが続き、読者が激減していて会社の存続自体も覚束ない状況だ。先日は社長が陳謝した。だが20年間も国民を騙し続けてきた慰安婦記事を捏造と認めざるを得ない状況に追い込まれた上での謝罪だから褒められたものではない。でも誤報や捏造記事を認めたのだから、ジャーナリズムの炎が消えてしまった訳でもない。ジャーナリストとしての自覚さえ戻れば経営の建て直しは不可能ではないはずだ。経営が一時的に苦しいからといって、伝統ある女子マラソンを止めるとは真に身勝手な会社だと思う。寧ろ女子マラソンが低迷している今こそ、再興のために頑張るべきだ。今主催者を辞めてしまうと、またまた日本の足を引っ張ることになる。読者離れの決定打になりそうだ。

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直前の敵が永遠の仲間に

プロ野球日本シリーズに阪神とソフトバンクが進出し、いよいよ日本一が決まる。大阪も福岡も相当盛り上がりそうだ。一方もうすぐドラフト会議で来期以降の新戦力が選ばれ新風が吹き込まれることになる。今年のドラフトは、早大の有原投手、高校生の安楽投手そして初の京大出のプロ野球投手が生まれるかなど話題は豊富だ。だが華やかな日本シリーズやドラフトの陰で、今年限りでユニフォームを脱ぐベテランもいた。パリーグ・クライマックスシリーズでソフトバンクに敗れた日ハムの稲葉選手。試合終了後ソフトバンクの選手も駆け寄り2チームの選手が稲葉選手を胴上した。試合が終われば直前の敵が永遠の仲間に変わる。きっと稲葉選手の実績と人徳の賜物だろう。最後に心温まる良いものを見て感動した。

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思考が現実化する例

ACミラン本田選手の勢いが止まらない。開幕7戦6ゴールで、得点ランクの首位に並んだ。しかも内容が抜群だ。キエーボ戦ではFKを仲間に譲らず自らゴールを決めた。ベローナ戦ではセリエA移籍後初となる1試合2ゴールを記録し、しかも2ゴールとも絵に描いたような華麗な得点シーンだった。イタリアのスポーツ紙は最高評価をつけているし、有名代理人は「真面目で責任感が強く謙虚で偉大なプロフェッショナルだ。彼は自分が何を望んでいるか分かっている」と絶賛している。だが昨シーズンは10番を背負いながら、たったの1ゴールだった。この差は一体何なのだろう。監督がセードルフからインザーギに代わり、チームに一体感が生まれチームプレーが機能するようになったのは間違いない。その環境下で本田自身も大きく成長したようだ。本田は「自分が何を望んでいるか分かっている」ことが、華を咲かせた根本要因だと思う。本田はビッグマウスと陰口を叩かれてきた。しかし思いを達成するには口に出して公言することにより自分に縛りをかけることが重要だ。本田こそナポレオン・ヒルの「願望実現のための6か条」を実践した成功者なのかもしれない。思考は現実化するようだ。

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青と灰色のマラソン大会

好天に恵まれた東京湾で「ちばアクアラインマラソン」が開催された。ニュースで見たが、アクアラインがびっしりとランナーたちで埋め尽くされ壮観な光景だ。1万7千人がエントリーし、35万人が観戦に訪れたとのこと。海の上を走るマラソン大会は他にない。海風を受けながら、青の世界を駆け抜ける爽快さは、走ることが苦手な自分でも充分理解出来る。ランナーたちは、順位は兎も角走る喜びを満喫したに違いない。一方この日は中国で北京国際マラソンも行われた。アクアラインとは正反対にスモッグで覆われ、微小粒子状物質PM2.5は最悪レベルの状況。3万人がエントリーしたがマスク姿が目立ち、大気汚染の影響で早々に棄権してしまうランナーが続出したようだ。中にはパフォーマンスで毒ガスマスクを装着した選手がいたり、ネットでは3万の人工空気清浄器などと揶揄したコメントもあったらしい。危険レベルという空気の下で、灰色の世界を走るのは、スポーツというよりは修行のための苦行にも見える。苦行の先に健康被害がなければ良いのだがと思ってしまう。何を求めて苦しむのかは、人夫々なのだろう。

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離陸が墜落に様変わりか

国産初の小型ジェット旅客機MRJ機体完成記念という離陸式典で祝辞を述べるはずが、急遽「国民の理解が得られなければ辞任する」と墜落直前の言い訳に変わってしまった。勿論小渕経産相のことだ。政治家にありがちなルーズな金銭感覚が露見してしまったようだ。政治家と金の問題は、目新しいことではなく古今東西昔から何処にでもある。だから中身は兎も角、金には清廉潔白であることを装うことこそ、政治家の心構えとしての第一歩に違いない。まずは身を固めるべきものだ。ところが、あろうことか小渕女史は元来この種の話題には事欠かない人物だったようだ。むべなるかなと思う。金銭感覚に疎いと言うよりは、常識が欠如していると言えるかもしれない。それだけでも政治家失格だが、自分の違法性を棚に上げて自分の進退を国民の理解に求めるなど、開いた口が塞がらない。もし小渕女史が自分の子供であれば「自分のしたことは知っているはず。自分の出処進退は自分自身が決めるべきだ」と諭すと思う。でも多分、小渕元総理が生きていれば、必死で火消しに奔走するのだろうなと思ってしまった出来事だ。

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東シベリアがダメならサハリンで

事の真贋は定かではないが、ロシアが日本にサハリンの天然ガス・パイプライン建設を提案してきたという。もし本当であれば日本は前向きに検討すべきだと思う。日本は原発が止まり火力発電が主になったため、今や世界一の天然ガス輸入国だ。片やロシアは世界の天然ガス産出量の2割を占め米国と並ぶエネルギー輸出大国。需要と供給の関係はベストマッチだ。だが今春ロシアは東シベリアの天然ガスを30年間中国に供給することで合意した。この時は中国ではなく日本と契約をする可能性もあったが、日本がウクライナ問題で欧米側について制裁を科したため、中国になってしまった経緯がある。ウクライナ問題は、民族問題であるし、撃ち落とされたマレーシア機の犯人は今ではロシア側ではなくウクライナ側だということが定説になっている。日本が欧米とグルになってロシアに制裁する義理などはなかったのだ。日本の立場を欧米に丁寧に説明すればロシアとの契約は可能だったはずだ。安倍首相は情勢を見誤り、日本のエネルギー政策の抜本的解決策を見逃してしまったと言えそうだ。だがロシアは再度提案してきた。第3の矢である成長戦略に中身が無く尻窄みが見え見えなので、これに乗らぬ手はない。規制改革は全然ダメで、天然ガスもダメ、TPPもダメでは、成果はゼロ。と言うよりは大幅なマイナスだ。安倍政権の先行きは暗い。

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第1次安倍内閣の再現か

小渕経産相の政治資金を巡る問題が噴出している。収支報告書には、支援者の観劇会の費用収支を、参加費としての収入約700万円に対し支出約3,400万円と記載。その差額2,700万円が有権者への利益供与を禁じた公職選挙法に抵触するとみられている。第2次安倍内閣の発足後は閣僚の不祥事は殆んどなかったが、先月の内閣改造後はお騒がせ事件が頻発している。何故か第1次安倍内閣の閣僚の顔が次々と頭に浮かんでくる。佐田行革相が実在しない事務所の経費約7800万円を政治資金収支報告書に計上した問題で辞任。松岡農水相が支払い不要の光熱費を計上し「なんとか還元水」と言い訳したので火に油を注いだ状態になり、その後自殺。その後任になった赤城農水相も自宅の光熱費を計上し、絆創膏顔を曝して敢え無く更迭。先達の不祥事に対する罰則から推測すると、小渕経産相の不祥事が事実であれば辞任は免れまい。更に小渕経産相の後に続く者が続々と控えているようにもみえる。大臣に任命する前にちゃんと身体検査はやったのだろうか。手抜き検査と強引な女性登用が、安倍内閣の自らの首を絞めているように見えるのは自分だけなのだろうか。

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日本サッカーの肝とは

アギーレ監督率いる新生ジャパンが面白い。発足2連敗の後のジャマイカとブラジル戦。ジャマイカ戦ではフル代表を揃えて攻めまくったが結果はオウンゴールの1点だけ。ブラジル戦では、何と5人も入替て2軍陣形で臨んだ。だが結果はネイマールの独り舞台で0-4の惨敗。だが新しい監督が新戦力を組織して望む試合だから、試合結果は大きな評価対象ではない。新監督の仕事とは、これまでのサムライブルーの財産を引き継ぎながら、かつそれを否定し、新風を吹き込まなければならないことを背負っているのは間違いない。これまでの4戦を振り返って、アギーレ・ジャパンをどう評価すべきなのだろうか。アギーレ監督になって初戦から3戦までは旧ジャパン陣形のままだった。これでいいのだろうか。そして4戦目のブラジル戦でメンバーをガラリと入れ替えた。更に本当にこれでいいのだろうかと疑問が浮かぶ。4戦を観て、これまでの3戦は何だったのだろうかと思う。日本人ならそう思う。だが、メキシコ人のアギーレであれば、どう考えたのだろうかと考える。日本人と違い外人は戦略的だ。目先も大事にはするが、それ以上にその先を見据えている。多分そして多分、アギーレ監督は「その先」を見据えているに違いないと思う。何故なら、日本人は石橋を渡ることは出来ないが、メキシコ人は石橋を壊しても渡る根性がある。それが肝だ。日本のサッカーの明日を期待したい。

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地方創生の前に

号泣したり逃げ出したりで、地方議員の政務活動費のちょろまかしは話題に事欠かない。地方自治法では、政務活動費の収支報告書の提出は義務付けられてはいるが、詳細は決められていない。このため誤魔化す輩が多いのが現状だ。ところが高知県議会は、収支報告書のみならず領収書や出納簿などもネットで公開することを決めたとのこと。全ての支出について領収書が必要で、飲食を伴う会合費用は認めないことにしたようだ。じゃじゃ漏れのザルを一滴も漏れない透明な器に替えた条例といえる。地方議員は立候補する成り手も少なく無投票で選出されるケースが多く、質の低下は免れない。手間はかかるが当面は「見える化」して、ちょろまかしを防止するしかあるまい。今後は、地方創生と称して地方にお金が流れ込むのは必至だ。今から「見える化」を全国的に広めておく必要がありそうだ。議員は尊敬されずに、詐欺師に見られる時代になりつつある。残念なことだ。

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プロゴルフ大会

この週末はプロゴルフ大会が華盛りだった。米国男子ツアー開幕戦では、韓国のベ・サンムンが優勝し、松山選手は目出度く3位に食い込み素晴らしい滑り出しだ。もっとも12月までの米ツアー戦は、残りシード枠をかけた以前のフォールシーズンだからシード上位選手は殆んど出場しない。石川選手と共にがっちりと上位に食い込んでシード権を獲得してほしいものだ。一方国内では、男子ゴルフで韓国のI.H.ホが何と28アンダーのツアー記録で優勝した。女子ゴルフではアン・ソンジュが右手首痛を上手く抑えるマネジメントを発揮して優勝。日本選手の奮起が望まれる。そして日本プロシニア選手権ではプレーオフを制し尾崎直が優勝。予選落ちが続くレギュラーツアーでの優勝を目指す意気込みを示していた。ゴルフ業界はどちらかというと景気が今一らしい。タイガー・ウッズ人気が衰退した後に、それに続くカリスマ性のある選手がいないからだという。ゴルフは見てもやっても面白いスポーツだ。ゴルフブーム再来のためにも世界をあっと言わす超新星の出現を期待したいものだ。

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元気な年寄りたち

文科省の発表によると、子供の体力や運動能力は昭和60年ごろをピークに低迷する一方高齢者の記録は向上し続けているとのこと。自分が子供の頃は学校が終わると即遊びの世界だ。かくれんぼ、おにごっこ、缶蹴り、ビー玉、めんこ、ベーゴマそれに少年野球も盛んだった。遊び疲れて家に帰ると夕ご飯という生活だった。それに較べ今の子は学習塾や習い事、更にゲームが追い打ちをかけ体を動かして遊ぶ暇などなさそうだ。子供の体力が伸び悩んでいるのは分かるような気がする。それに較べ年寄りは元気だ。テニス仲間の最高齢は83歳だが、10年ほど前に始めたテニスを今でも週2回は熟している。自分のゴルフの師匠は74歳になるが未だにシングルの腕前を維持し、昨年は何とエージシュートを達成した。自分はテニスを初めて40年以上になるが、僅かではあるが未だに進歩を続け、今が一番上手い。今年で68歳になるが気持ちは50歳ちょい過ぎのままで、実年齢との差は15歳もある。年寄りが元気でいられるのは、勿論食糧事情や医療環境が良くなったことが主要因であることは間違いない。しかし、それを活かせるのは気の持ちようだ。サミエル・ウルマンの「青春の詩」を思い出す。

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年寄りの成長痛

身体を思いっきり伸ばしボレーをした途端に、腰に違和感を覚え動けなくなった。結局ゲームをギブアップし腰を冷やしながらベンチに横たわる羽目に陥った。今も満足には歩けない。思い起こすと、今年は何度身体の故障に苛まれたことか腹立たしくもなる。最初は2月の風呂掃除。ぎっくり腰のようになり、1ヶ月間はテニスが出来なかった。その後やっと治りテニスを再開したが、5月の軽井沢合宿で、あろうことか右脹脛の肉離れ。これで2ヶ月間もテニスが出来ず。そしてそろりと始めたテニス練習で右足首ねん挫で茶道の練習も出来なくなった。ねん挫も治りテニスを始めた途端、右手の腱が伸び力が入らなくなってしまった。これは2週間ほどで治ったが、胃腸の痛みで楽しみにしていたゴルフの約束をキャンセル。その挙げ句全てが快調に戻った時に、今日のアクシデントだ。今年は身体がおかしい。世界の天候不順よりもっとおかしい。今年はまるで祟りに遭っているようだ。そこで原因を考えてみた。胃腸の痛さはともかく、筋肉や筋の痛みの原因は仄かに思い当たる節がある。去年末ころからゴルフの打ち方を変えたのだ。今までは手打ちの典型だったが、体幹主体のフォームに変身中。足と腰が主で、手は従にする。ゴルフは上手くなってきたが、その分足と腰に負担がかかり、特にその過程では一部の筋肉に極端な負担がかかることになった。要は身体のバランスが悪くなったのだろう。背筋や足の一部は強くなったが、その他の部分は相対的に弱くなってしまったようだ。中高生には成長痛という病気がある。大きくなる時に、骨と筋肉のバランスが合わなくなり痛くなる。自分は70歳に近いから勿論成長痛ではない。だが骨は成長しなくても筋肉は成長する。きっと年寄りの成長痛なのだろうと納得した。更に成長すればその内痛みも和らぐはず。今はひたすら癒すしかあるまい。

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10月10日は体育の日

今日10月10日は1964年の東京五輪開会式を記念した体育の日だった。それが2000年のハッピーマンデー制度導入により10月第2月曜日に移動させられてしまった。体育の日以外に月曜日に移されたのは成人の日、海の日、敬老の日。体育の日は、五輪を記念したものだから移動させずに10月10日である方が歴史を感じさせる。成人の日は、古くから小正月の1月15日に元服の儀が行われていたのを引き継いだものだから、伝統は守るべきだ。敬老の日は、元々農閑期の気候の良い9月15日に年寄りを敬ろうと兵庫県が始めたものが全国に広まったもの。15日に拘る理由はないが、月曜日に移すことに高齢者が反発したため、今では休日ではない「老人の日」として定着している。「老人の日」を作るくらいならば移動すべきではなかった。海の日や山の日は何の根拠もないので日にちなど決めずに初めから月曜日と決めれば済む。ハッピーマンデー制度は連休だけに拘り過ぎ、歴史や伝統を歪めてしまったようだ。我が家の結婚記念日は11月28日だが、もし自分が今年から次の月曜日の12月1日にしようと言ったら、果たしてカミサンは何と言うだろうか。答えは聞くまでもない。呆れかえって返事もしてくれないだろう。歴史や思い出はいつまでも変わらず、大切に慈しむべきものだと思う。

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正真正銘の内輪もめ

参院予算委員会が空転している。お騒がせの松島みどり法相が赤いストールに続き、今度は「うちわ」問題で本来するべき審議をディスターブさせている。ことの発端は、自身の選挙区のお祭りで柄付きのうちわを配ったこと。それを民主の蓮舫が噛みついた。その「うちわ」には本人の名前とイラストと肩書が書いてある。公職選挙法の解釈では「うちわ」であれば物品にあたるため、有権者への寄付行為と見做され違反していることになるとのこと。松島法相はニタニタした様子で「そのうちわは。・・・うちわではなく討議資料です」と答弁。「うちわ」を「うちわ」と言えない法相にもうんざりしたが、その品のない様子にあきれ果てた。ところが今日の日経朝刊によると、嘗て蓮舫は円形の「うちわ」に公約を書き込んだ資料を配った前科があるとのこと。丸いビラで穴が開いていないから「うちわ」ではないと言い訳したようだ。要は「穴の開いていないうちわ」対「柄付きのうちわ」の対決だ。法相が蓮舫に対しニタニタしていた態度が肯けた。今時夏のイベントに行けば、どこかの会社が「うちわ」を配るのは当たり前。「うちわ」ごときが公職選挙法にひっかかること自体がおかしいのだ。そんな「うちわ」を攻撃の的にする国会こそ、もっとおかしく常道を逸している。これはまさに参議院という狭い村社会での内輪(うちわ)もめなのだろう。両者にレッドカードを。

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皆既月食とノーベル賞

今宵の月は皆既月食だ。煌々とした満月が欠け出しほの暗い赤い月に変わった。大昔の人たちは不吉の始まりと感じたに違いない。しかし現代では、月食は地球を映し出すスクリーンであることを知っている。地球在っての月であることを。そんな関係を思い起こさせたのが、今年のノーベル物理学賞受賞のLEDだ。そもそもLEDが白熱電球に置き換わることを目指して、初めて赤色のLEDを開発したのは元米GEのニック・ホロニアック・イリノイ大名誉教授だ。その後西澤潤一東北大名誉教授が緑色のLEDの開発に成功した。そしてそれから数十年が過ぎて青色のLEDが開発された。ノーベル財団は、LEDはエジソンの白熱電球以来の画期的大発明だと言っている。ノーベル賞の趣旨からすれば、本来はホロニアック教授と西澤教授と赤崎教授が受賞すべきものだと思う。天野教授と中村教授は、長年誰しも成功しなかった実用化に結びつけたことが功績であり、ノーベル賞というよりは経済面での賞に値するものだと思う。皆既月食を眺めていて、ホロニアック教授と西澤教授と赤崎教授が地球で、天野教授と中村教授は月、という関係なのだろうという気がした。地球は地球上から見られないが、月はいつも見ることが出来る。殊の外満月は華やかだ。

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ノーベル賞ラッシュ

グッドニュースが飛び込んできた。今年のノーベル物理学賞に日本人の赤崎勇氏、中村修二氏、天野浩氏の3名が選ばれたとのこと。勿論青色発光ダイオード(LED)の発明によるものだ。この発明により光の三原色が揃い、夢のように言われていたLEDによるフルカラー化が可能になり、スマホやテレビなど世の中の景色を一変させるインパクトがあった。ノーベル財団が言うように、20世紀は電灯の時代だったが、21世紀をLEDの時代に変えた。世界の発明王エジソン以来の大発明なので、ノーベル賞受賞も肯ける。今年は更に後に続くものが出るかもしれない。9日に発表される文学賞には毎回候補に挙がる村上春樹氏もいるし、11日の平和賞には憲法第9条が受賞する可能性もある。ひょっとするとノーベル賞の当たり年なのかもしれない。と言うよりは、日本の技術や文化の価値が評価され、世界の注目の的に躍り出た証なのかもしれないと、少し思う。

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硫黄のような臭い

御嶽山上空からヘリで噴火の様子を取材したリポーターが「硫黄のような臭いが立ち込めている」と伝えたところ、すかさず某東大教授が「硫黄は無臭だ」と突っ込みを入れたとのこと。某教授曰く「硫黄は無臭で、硫黄臭いとは硫化水素のこと。硫黄臭いという表現は慣用句として定着しているが、学術的には誤り。マスコミは正しく伝えるべきだ」と。だが自分は化学に40年近く携わってきたが、硫黄臭いのは硫黄の臭いだと思っていた。調べてみると、硫黄は無臭だが空気中ですぐ反応して表面は硫化水素になるので、硫黄は臭いがあると誤解される、とある。化学者が「硫黄のような臭い」と言えば間違いになるのだろうが、一般の人が「硫黄のような臭い」と言うのも間違いなのだろうか。化学者は硫黄と硫化水素とは別物として区別するが、一般の人は区別などしない。箱根の大涌谷にある黄色い塊が硫黄であることを知っており、その塊が発する臭いを硫黄の臭いと言っている。実用的には硫黄は硫黄臭いのが正しいことになる。だから慣用句としての「硫黄のような臭い」は正しいともいえる。世界の誰しもが学術的に正しく言うことだけが良いとは限らない。アバウトで通じればそれに越したことはないと思うのだが。

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感動ものの楽天オープン決勝

錦織選手がラオニッチを破り楽天オープンを制した。最後にラオニッチの返球がネットにかかり錦織の勝利が決まった時、錦織はガッツポーズも笑みもなく、コートに倒れ込み涙を見せたそうだ。「そうだ」というのはテレビ東京の放映は2セットまでで肝心の3セット目は観ることが出来ず、夜のニュースで知ったからだ。スポーツ放送は「生」にこそ価値がある。「生」だからこそハラハラドキドキして観客を惹きつける。試合途中で放送が打ち切られ、テレビ東京も無粋な局だと思った。ところが当初は深夜2時からの放送を予定していたのを急遽昼間に変更したとのこと。しかも試合が30分遅れで始まったため時間枠内に入らなかったようだ。テレビ東京はやるだけのことはやっていたのだ。3セット目を見られなかったのは致し方ない。どうしても観たければWOWOWに加入するしかあるまい。それにしても錦織は凄かった。特に第1セットのタイブレークの最後の決め球には恐れ入った。それだけでも感動ものだった。「生」でなくても、限界を超えて自分に打ち勝った錦織選手の姿が日本中に勇気を与えそうだ。

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道州制の先駆けに

栃木県と茨城県の県境を越えて隣接する小山市と結城市が友好都市になった。県境の隣り合う自治体同士が友好都市を締結するのは全国初とのこと。市町村が姉妹都市や兄弟都市あるいは友好都市や親善都市として締結している例は多い。締結理由は色々ある。千歳市とアンカレッジ市は空港都市。浦安市とオーランド市はテーマパーク。西宮市と紹興市は酒造業。浜松市とワルシャワ市は音楽。鹿児島市とナポリ市は火山。串本町とトルコのヤカケント町はエルトゥールル号遭難事件が縁。奈良市と西安市はシルクロード。山形県南陽市と中国南陽市は同名。提携理由は自然環境や文化や歴史の共通事項の発見や市民交流など様々だ。でも理由は兎も角、某かの縁で町同士が交流を重ねることは互いに理解を深め互いをリスペクトし合える土台になる。大いに輪を広げるべきだと思う。日本は縦割り社会で色々なものが分断されている。道州制もそれを打ち砕く手段の一つだが遅々として話は進んでいない。小山市と結城市がスクラムを組んで街の発展に成功すれば、県とは何だったのかと疑問が湧くはずだ。ひょっとするとこの友好都市は道州制への先駆けになるのかもしれない。

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危険には安全サイドで対策を

御嶽山が噴火して1週間が経過したが、47名が犠牲になり未だに16名が行方不明だ。気象庁は噴火するまで警戒レベルを平常に据え置いており、水蒸気噴火は予測不能だったと主張している。果たしてこの主張は正しいのだろうか。嘗て有珠山の噴火を予知して早期に住民を避難させ、被害を最小限に食い止めた実績を持つ岡田北大名誉教授は、御嶽山には明らかな前兆があったので事前に充分対策が打てたはずだと指摘している。自分のテニス仲間は噴火の1週間前に御嶽山登山を予定していた。ところが9月に入り地震が頻発したとのニュースを聞き山小屋に問い合わせたところ、何の問題もないとの返事。でも不安を感じ山小屋のキャンセル料を払って登山を中止した。噴火警戒レベルは5段階あり、レベル1は平常でレベル2は火口周辺立ち入り規制、レベル3は入山規制。御嶽山は噴火前はレベル1だったが今はレベル3になっている。残念ながらレベル2が存在しなかった。気象庁は地殻変動が認められなかったのでレベル1に据え置いたと言い訳しているが、危険は安全サイドで評価すべきだ。テニス仲間の判断は正しい。岡田教授は「火山にはそれぞれ固有のリスクがある。現在の警戒レベルのレベル分けの仕組みでは、火山ごとの実態に即した柔軟な対応ができない。リスクに応じた対策を講じるべきだ。御嶽山は噴火前にレベル2に変更すべきだった」と断じている。日本は火山大国。火山の上で生活しているようなものだ。どの山も御嶽山のように噴火を起こす危険がある。それにしては予知体制が貧弱だ。救援体制も含め抜本的な体制作りが必要だ。

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茶道の生け花

今日は義母の茶道の勉強会の日。自分は足首をねん挫した後遺症が治らず、正座が出来ないので生け花だけに参加した。花器は床の間に3つと床柱に1つの計4つ。4人がそれぞれ1つの花器に取り組んだ。広げた新聞紙の上に置かれた花の数が多い。フヨウ、フジバカマ、ヤブラン、サクラタデ、ハギ、ススキ、フウセンカズラ、ホトトギス等々色とりどりだ。お先にどうぞと言われて、さて困った。選択肢が多すぎる。自分は床の間の左にある竹の花器を選んでから考えた。真ん中の花器にはフヨウが似合う。背の高いススキもおさまりが良い。フウセンカズラは床柱の花器が指定席だ。ということでフヨウとススキとフウセンカズラを外して選ぶことにした。竹の花器は横に張り出る花が似合うのでハギを選び、次にハギに合いそうな花を物色した。ハギは小さな白い花と葉がふんわりしている。好対照なのがヤブランで、紫色の花が密集し葉はスーッと伸びている。ハギとヤブランを選んだのは正解だった。ことのほか上手く活けることが出来た。いつもなら先生の一手が入り見栄えが良くなるのだが、今日は御咎めなし。野の花は、庭に咲いている時は余り目に留まらないが、床の間に活けると脇役が主役に躍り出たように俄然輝きを増す。清楚で品のある落ち着いた雰囲気が醸し出されて茶道の勉強会が始まった。

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アラルの海をアラルの森に

世界で4番目に大きな湖だったアラル海が消滅しようとしているとのニュースに驚いた。アラル海は琵琶湖100個分の大きさで、北海道の面積に匹敵していたというから、そのスケールにビックリする。1960年代に旧ソ連が綿花と水稲栽培をするためアラル海に流れ込む河川から大量の取水を始めたため流入量が急減したのが原因とのこと。綿花と水稲栽培は農業として定着したが、一方アラル海は干上がり漁業が潰滅したばかりではなく沿岸住民は猛烈な砂と塩による健康被害に悩まされているという。人為的にこのビッグスケールで自然を変えてしまうことに人間の怖さを覚える。取水を止めればアラル海は元に戻り始めるかもしれないが、そうすると綿花と水稲栽培で生活する人々が成り行かなくなるので、アラル海を再生する道はないようだ。そんな中で日本のNPOが「アラルの海をアラルの森に」をスローガンに植林事業に乗り出しているという。植林樹種は中央アジアの沙漠に自生するサクサウールという灌木で、飛砂防止、防風林形成、移動砂丘の固定などの機能がある。だが謂わば北海道スケールのはげ山に一本一本木を植える作業だ。NPOが一人で出来ることではない。NPOは初めの一歩としての役割が果たせば良いと言う。幸い世界銀行がアラル海のリハビリテーションとしての植林プログラムを公にしている。早期の開始と成功を願いたいものだ。

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