本末転倒の高野連

投球制限とスポーツ障害の予防に向けた球界のあり方について、過去を悔いて上田元慶應義塾高監督が語っている。投球無制限が球児の将来の夢を奪っていると。投球制限は大会運営側が規制をかけないと、現場では歯止めがかからない。社会人野球連盟は力が無いし、プロ野球界も無関心。高校も中学も小学も投球無制限で、試合日程も3日で4試合と過酷。高野連が最も組織化されていて影響力が大。もし高野連が投球制限制限を採り入れれば、中学、小学にも波及するはず、と指摘する。でも、昨日のブログに書いた通り、高野連は投球無制限の最先鋒だ。もし、高野連がスポーツ障害の予防に向けた球界のあり方について目を向ければ解決は近い。ところが、高野連の関心事は違う所にある。テレビニュースによると、甲子園出場校の応援団の旅行日程を支配しているという。バスを数十台チャーターし、応援団を関西に運ぶ。甲子園の進行状況を見ながら近傍のサービスエリアに待機させる。頃合いを見計らって甲子園へと導く。一方選手らの練習場や宿泊所は高野連が宛がう。これでは、高野連の業務は、まるで旅行業者だ。高野連の仕事は、サービス業ではない。球児の夢を叶える場を作ることあるはずだ。