大統領の犯罪

カリフォルニア州とテキサス州とオハイオ州で立て続けに無差別銃乱射事件が発生した。カリフォルニア州ではお祭りの最中に4人が射殺され15人が負傷した。19歳の犯人は射殺されたが、インスタグラムに人種差別思想に言及した投稿をしていたという。テキサス州では、20人以上が射殺され26人が負傷した。犯人は21歳の白人男性。ヒスパニック系の人々に対する憎悪が犯行の動機だという。このようなヘイト・クライムは米国で増加の一途を辿っている。米国のヘイト・クライムは大統領の発言次第で増減する傾向がある。9.11後ブッシュが「イスラム系の人々をいじめるな」と主張した翌年は3分の2に減少したとのこと。一方トランプが大統領選でイスラム系の人々の入国禁止を提案した翌月にはヘイト・クライムが激増した。大統領になってからは、あからさまな人種差別発言が多発し、それに伴ってヘイト・クライムが激増の一途を辿っている。トランプは人種差別を煽っている。これはまさに大統領による間接的犯罪だと言える。米国民は大統領選などに絡めずに、人間として厳しい目を向けるべきだと思う。