まずはジェネリックの安定供給を

主治医の診察を受けた後、薬局へ薬を貰いに行く。自分は、先発医薬品2種とジェネリック1種を処方されている。すると薬局では、必ずジェネリックに変更しませんかと訊かれる。でも、特に降圧剤は、先発とジェネリックでは効き目が相当違うので、自分は先発に固持している。薬局がジェネリックを推奨する理由は、厚労省の指示によるものだ。厚労省はジェネリックに変更すれば薬局が儲かる仕組みを導入している。患者が先発を使い続けると値上げされる仕組みも導入されている。国の医療費を抑制するため、厚労省がジェネリックに誘導しようとしていることは理解出来る。しかし、今国を挙げてジェネリックに切り替える方針を貫いて良いのだろうか。数年前からジェネリックの大手製薬会社の不正が発覚し、多くの薬が生産中止になっている。ジェネリックの8042品目中1057品目が限定出荷で、890品目が供給停止なのだ。解熱鎮痛剤、かぜ薬、不整脈、高血圧、狭心症、アトピー性皮膚炎、気管支炎、うつ病などの治療薬が不足状態なのだ。厚労省は、まずジェネリックの安定供給に力を注ぐべきだと思う。