プロとアマを区別するコロナ対策

野球の観戦者数と感染対策との関係が曖昧だ。高校野球では無観客開催になった。でも、先日の巨人阪神戦では1万8千人の観客が入場した。テレビ中継を見ていると、観客の配置にかなりのムラがある。非常に密な場所もある一方で観客が全くいないゾーンもある。しかも、NGとされているはずの声出し応援もあちこちで当たり前のように確認され、ファン同士による乱闘騒ぎまで発生しているとのこと。確か観客数の上限は、定員の半数以下か5千人の少ない方の何れかと言われたと記憶している。甲子園球場の定員は4万7千人だから、5千人が上限だと思っていた。何故1万8千人も入れることが出来るのだろうと思った。調べてみるとプロ野球の各球団は地域の感染状況を踏まえた上で自治体と協議し、観客数の上限を決めているとのこと。自治体次第で観客数は如何様にも設定出来る。上限さえ守れば密でもOK。まるでコロナ対策破りだ。いや、コロナ感染拡大の元凶にも見える。甲子園球場の経営者は、コロナよりも金儲けということなのだろう。自治体のスポーツ施設はコロナ対策のため閉鎖されている。でも、プロスポーツには使用を許可している自治体もある。コロナ対策で、プロとアマを区別する根拠は何処にあるのだろう。