パラダイス文書

パナマ文書の衝撃からまだ2年も経っていないのに、今度はパラダイス文書だ。パナマ文書では多くの政治家が辞任に追い込まれた。今回のパラダイス文書は、パナマ文書と同様にタックスヘイブンによる租税回避の実態暴露だ。多くの政治家や投資家や企業やタレントの名が挙がっている。英国のエリザベス女王やカナダのトルドー首相、アップルの資産隠しやマイクロソフト共同創業者のアレン、歌手のマドンナやロックバンドのボノ、日本人では漫画家の鳥山明や元首相の鳩山由紀夫とバラエティに富んでいる。米大統領選では、この金が両候補に献金されている。本来税金として納められるはずだった金を使って大統領選を戦っていたという訳だ。献金者は当然当選後の見返りを求める。候補者らは全てを承知のはず。実にダーティーな選挙だと思う。トランプ陣営の選対本部長らがロシアゲート疑惑で起訴されている。更にこのパラダイス文書で、トランプ政権のロス米商務長官にロシア疑惑が浮上した。米大統領と候補者は共にロシア塗れだ。米大統領選も地に落ちたものだと思う。これから一波乱も二波乱もありそうだ。