選挙病という病

10月22日に全国3選挙区で行われる衆院の補選の告示まで、あと1か月になった。安倍のオウンゴールで自民は劣勢を強いられている。あろう事か、新潟5区では自民が泉田前知事に出馬を打診し、本人も立候補する意志を表明した。泉田と言えば、柏崎原発の再稼働を頑強に反対した人物だ。いわば自民にとっては目の上のタンコブ的存在だ。その泉田を自民が出馬依頼するのも奇妙だが、それを受けた泉田の思考回路は全く理解不能だ。選挙は勝てば良いというものではない。新潟県民は馬鹿にされていると憤慨すべきだと思う。一方、民進党では、既に離党した細野に続けと離党組が目白押し。前原新代表は、細野を初め離党者に刺客をたてると言う。自民のような大世帯なら人材豊富だから刺客をたてるのも分からなくはない。だが、解党寸前で真面な候補者が少ない民進党が刺客をたてるなどとは、冗談も程々にと言いたい。離党者は、昨日の仲間だ。離党したからといって、主義主張が180度違う訳ではない。寧ろ、民進党にとって最も近い存在であることは間違いない。民進党から見て近い順は、離党者、ファースト、社民、共産、維新、自民のはずだ。仲間に弓を引いて何をしようと言うのだろうか。自民も民進も、選挙病という病に取り憑かれ狂ったとしか言いようがない。