ウコン研究の成果とその後

米ミネソタ大学の研究チームが、ウコン(ターメリック)の主成分であるクルクミンについて「体内に吸収されない為、薬効は生じえない」とする研究を発表した。即ちウコンが二日酔いに効くというのはプラシーボ効果だと言う。二日酔いには効かないと言うのだ。まさかと思った。自分は数年前のある飲み会で、飲み過ぎて生まれて初めてほぼ意識を失った。勿論サルでも反省するから反省している。その後の飲み会で初めて事前に「ウコンの力」を飲んだ。それまで、その種のものに頼ることは無かった。だが一度試しに飲んで「ウコンの力」の実力を知った。間違いなく、肝臓の負担を和らげる。翌朝の体調が良いことを体験した。ウコンは二日酔いに効くことを確信した。では、何故ミネソタ大学は「ウコンは二日酔いに効かない」との結論に至ったのだろうかを考察してみた。あくまで自分の推論ではあるが、ミネソタ大学はウコンに含まれるクルクミンを精製し、クルクミンだけの効果を評価したのではないのだろうか。ウコンは昔ながらの生薬で薬効は知られている。だが、ウコンの成分は極めて複雑だ。ウコンには5%のクルクミンと5%のエッセンシャルオイルが含まれている。クルクミンには2つの互変異性体があり、環境で変わる。更にエッセンシャルオイルが曲者で、数々の薬効が知られている。この研究は、ウコン=クルクミンと設定したことに誤りがあったのではないかと推定される。勿論自分もウコンの効果=クルクミンと思っていたが、そうではないようだ。ウコンに含まれるエッセンシャルオイルこそが、二日酔いにに効く素だったのではないかと推測した。ミネソタ大学は解明出来たので、これ以上の研究は無意味だから止める言っている。不遜な態度だと思う。ウコンの研究を継続すべきだ。ウコンは研究に値する植物であると思う。