相撲協会の改革

日本相撲協会の理事選が行われ10名の理事が決まったが、過去に黒い噂のあった人物が半数以上を占めこの先改革が進むとは思えない。ところがそのような状況下でも改革を推し進めている人物がいる。貴乃花親方だ。大阪の春場所の担当部長になった貴乃花親方が精力的に革新的な営業活動を行っている。貴乃花全盛時代は15日間満員御礼が当たり前だったが、貴乃花引退後は7~8日満員御礼が出ればいいくらい相撲人気は落ち込んでいる。貴乃花親方の目標は「15日間満員御礼にすること」とのこと。初日の3月11日に大震災被災地の子供を招待したり、橋下市長、吉本興業、ガンバ大阪に働きかけ、地元の大阪人を取り込むことに精を出している。貴乃花親方の相撲界を超えた活動が、新風を呼び込み相撲界を再び活性化させそうだ。春場所が成功し興業が軌道に乗れば、2年後には貴乃花理事長が誕生するかもしれない。その時から大相撲が再び国技として輝きだすのだろう。